観ないとソンダと思ったので

だれでも発信できること自体が良いことと聞いたので、美術展や映画、音楽などの感想など書いてみます。

2016-01-01から1年間の記事一覧

ボブ・ディランの歌詞のどこがすごいのかについて語りたい

ボブ・ディランがノーベル文学賞。めでたい。ファンとしては嬉しくて涙が出そうな出来事ですが、報道を見るにつけ、特に日本のメディアでのボブ・ディランの紹介のされかたに、モヤモヤせずにはいられません。フォークの神様、反体制、公民権運動とか・・・…

瀬戸内国際芸術祭「大島」へ行って来ました。

先週末、瀬戸内国際芸術祭の開催地のひとつである大島に行って来ました。芸術祭の開催地とは言っても、大島の場合は他の瀬戸内の島のようにアート体験を目的とするものとは少し趣が異なっています。面積61ヘクタール、良くある言い方だと東京ドーム約13個分…

兵庫県立美術館「1945±5年」を観ました

昨年、戦後70周年を機に色々なところで話題になり、雑誌などでも特集されていた戦争画。個人的にも昨年は横浜美術館や浮世絵太田記念美術館などで、戦争画の企画展を観ました。そして、戦後70年は一旦区切りがついた今年になって、兵庫県立美術館でこの企画…

ボブ・ディランのジャパンツアー2016が最高である理由

只今、絶賛来日中のボブディラン、74才。もうすぐ75才。 シナトラのレパートリーを中心としたスタンダード曲と、主に「テンペスト」からの近作半々の構成で、評判も上々です。今回のツアーでは、大阪フェスティバルホールの3daysを鑑賞しましたが、個人的に…

京都国際舞台芸術祭 KYOTO EXPERIMENT 2016 感想(トリシャ・ブラウン、マヌエラ・インファンテ/テアトロ・デ・チレ、ボリス・シャルマッツ/ミュゼ・ドゥ・ラ・ダンス、足立智美 × contact Gonzo)

京都国際舞台芸術祭 KYOTO EXPERIMENT 2016 感想、最後の回です。 トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー「Trisha Brown: In Plain Site」 「ポストモダンダンスの旗手として60年代にアートや現代音楽とのコラボレーションを展開、コンテンポラリーダンスの…

京都国際舞台芸術祭 KYOTO EXPERIMENT 2016 感想(チョイ・カファイ、松本雄吉×林慎一郎、大駱駝艦)

京都国際舞台芸術祭 KYOTO EXPERIMENT 2016の感想、続きです。 チョイ・カファイ「ソフトマシーン:スルジット&リアント」 チョイ・カファイを観るのは2回目。前回観たのもKEXで、電極をつないだダンサーが、コンピュータから送られる電気信号で、有名ダン…

京都国際舞台芸術祭 KYOTO EXPERIMENT 2016 感想(ダヴィデ・ヴォンパク、地点)

KEXことKYOTO EXPERIMENTあるいは、京都国際舞台芸術祭。 今回は、ロームシアターの開館に合わせて、1年以上待っての春開催でした。 僕は2011年の2回目から見ていますが、だんだん見る演目が増え、前回からはフリーパスで公式プログラムは、ほぼ全て見るよう…

森村泰昌連続講座「新・美術寺子屋/自画像の話」第1回

森村泰昌連続講座「新・美術寺子屋/自画像の話」 第1回 「レオナルド・ダ・ヴィンチ~自画像にはきっとウソがある」 聴きに行って来ましたので、覚書として書いておきます。 部分部分、正確でないところもあるかもしれませんので、ご容赦ください。 また、…